Horrible Science -本当は恐ろしい科学　20冊
アーサー・ラッカムの直筆サイン入りの限定初版セットになります。\r「THE RHINEGOLD & THE VALKYRIE（1910年）929/1150」、「Siegfried & The Twilight of the Gods（1911年）789/1150」の『ニーベルンゲンの指環』全2巻です。\rページの上部には金箔が塗られてます。\r\r100年以上前の本になりますので、外装には汚れ等ございますが、中の挿絵（オフセット）は全て揃っておりキレイな状態です。\rめったに出回らない限定本になりますので、是非ご検討ください。\r\r◆サイズ\r縦×横×厚み：29.4×23.8×4.7cm\r\r\r◆アーサーラッカムについて◆\r\r挿絵本の黄金時代を築き上げたイギリスの画家アーサー・ラッカム（1867年～1939年）。\rエドマンド・デュラックやカイ・ニールセンらと並んで、20世紀初頭に活躍した英国の挿絵画家。\r\r\r◆ニーベルンゲンの指環について（寺山修司氏解説より）◆\r\r『ニーベルンゲンの指環』は、北欧神話にもとづいた、世にも不思議な物語である。\rそれは単にワーグナーの楽劇であるにとどまらず、英雄的な叙事詩として長い間、人々の心に灼きつけてきた。\rたった一つの指環をめぐってくりひろげられる数奇な物語には、魔女、美少女、騎士、黄金のリンゴを栽培している女、巨人などが登場し、\r読者を非現実の陶酔にさそいこんでくれる。こうした登場人物たちは、神であり同時に人である。\r神と人とを未分化な状態におき、権力と独占をテーマにしたところに、ワーグナーの政治的な野心が何らかのかたちで反映していた、と言うことができるだろう。\r悪があざやかに君臨する権力者たちを描くに、もっともふさわしく、アーラー・ラッカムが絵を担当している。\rラッカムの絵にひそんでいる音楽性については、すでに『マザーグース』（ラッカム版）で証明済みである。\rここでもページを操って耳をすますと、荘厳にして可能的なワーグナーの楽劇がきこえてくるだろう。